汗疹(あせも)は

薬を使わなくても治せる

  • あせもの原因

    • 汗が出る穴が汚れで詰まってしまい、そこに炎症が起こることが原因

  • 家庭でのスキンケアが大切
    • 肌を清潔にして汗の出口をふさがない

    • 汗はこまめにふく(濡れガーゼ、タオルなど)

    • たくさんかいたらシャワーで洗い流す

  • 汗疹(あせも)の種類

    • 赤い汗疹と白い汗疹がある

    • 白い汗疹は一過性なので、放置していれば数日で治っていく

    • 赤い汗疹の場合、炎症がひどいときは「非ステロイド系抗炎症薬」や「ステイロイドの塗り薬」などを用いることもある

くわしくはコチラ

​汗疹(あせも)の原因と対処法

1. 原因・ご家庭での対処法

汗疹(あせも)は、汗が出る穴が詰まって汗が出てこられなくなり、そこに炎症が起きることで起こります。

 

ご家庭でのスキンケアで治していくのが、基本的な対処方法です。

【スキンケアのコツ】

  • 汗の出口をふさがないよう肌を清潔にしておく

  • 汗をかいたら、濡れたガーゼやタオルなどのやわらかい布でこまめに拭き取ってあげたり、シャワーで洗い流すことで清潔さを保つ

  • 汗をかきすぎたり、皮膚にたまらないようにする

夏は高温多湿(気温も湿度も高い)なので、エアコンを上手に使って汗をかきすぎないように工夫したり、汗を吸収しやすい素材の服を着せる、汗をかいたら着替えをさせるなどが大事です。

病院を受診する目安は?

2. 治りにくい時や、炎症がひどくなった時

ご説明したとおりのスキンケアをしているのになかなか治らなかったり、汗疹(あせも)をかきこわして、そこから感染し、炎症を起こしてしまった場合などは、病院やクリニックで治療を受けましょう。

 

汗疹ができやすいカラダの主な部分は以下6か所で、小さな赤い発疹ができます。

  • おでこ

  • 首の周り

  • わきの下

  • 背中

  • 手足のくびれ

大人の場合、気温や湿度が上がると体温を下げようとして発汗し、さらには自律神経の機能も働きます。

しかし、こどもの小さな体にも大人と同じ数の汗腺があるにもかかわらず、体が未熟なために発汗(汗をかくこと)でしか体温調節できません。
そのため、子供は大人の2〜3倍もの汗をかき、この大量の汗が、汗腺を詰まりやすくしているのです。

3. 赤い汗疹と白い汗疹

汗疹(あせも)には2種類あります。

①赤いあせも=紅色汗疹(こうしょくかんしん)

一般的に汗疹(あせも)といえば、この紅色汗疹(こうしょくかんしん)を指します。

熱感、かゆみが強く、かきむしると、湿疹の様に変化したり、アトピー性皮膚炎がある場合は皮膚炎が急激に悪くなることもあります。

また、汗疹に細菌感染が合併して、「とびひ」や「多発性汗腺膿瘍(たはつせいかんせんのうよう)」となる場合もあります。

②白く透き通ったあせも=水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

こちらも汗疹(あせも)ですが、真ん中が水滴のように透き通って見えます。

痛みやかゆみはありません。

4. 汗疹(あせも)の治療法

汗疹の種類で治療法が違います。

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)は一過性のものなので、放置しておいてかまいません。

数日で消えてしまいます。

 

紅色汗疹(こうしょくかんしん)は、炎症が強い場合には「非ステロイド系抗炎症薬」や「ステイロイドの塗り薬」などを使うこともあります。

また、全身のかゆみが強いときは「抗ヒスタミン薬」の内服や塗り薬を用いることもあります。

​まとめ

汗疹(あせも)は、発症する前の予防や発症後の悪化を防ぐために、皮膚を清潔に保ってあげることが治療の基本です。

 

いくら薬を使っても、皮膚をケアしなければ繰り返してしまいます。

皮膚を清潔に保つことは、汗疹から「とびひ」などの疾患への移行を予防する効果もありますので、しっかりとホームケアをしてあげてください。

 

また、お子さんには不必要な薬は使わないように心がけましょう。

お子さんがかかる病気のほとんどは薬を使用せずに治ってしまうものばかりです。

薬には効果的な面もありますが、副作用も付き物です。

必要な時に必要な薬を使用するという習慣を身につけましょう。