舌下免疫療法(アレルゲン減感作療法)

舌下免疫療法が保険診療で受けられるようになりました!​

  1. 舌下免疫療法について

  2. 舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)とは

  3. 期待できる効果

  4. 注意事項

  5. 治療の流れ

    • ​スギ花粉症に対する舌下免疫療法の流れ​

    • 舌下免疫療法を受けられない方

    • 注意が必要な方

  6. 副作用​

    • ​主な副作用

    • アナフィラキシー

もくじ

舌下免疫療法について

 

舌下免疫療法につきましては、対応可能なクリニック・曜日・時間帯に限りがあるため、事前に各クリニックにお問合せ下さい

キャップスクリニックの一覧

相談のみのご来院も歓迎です。

▶ご予約はこちら   

※備考欄に「舌下免疫療法を希望」とご記載をお願いします。

舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)とは

 

以前は、アレルギー物質に触れること自体が、すべてアレルギーの原因のように信じられていました。

しかし現在では、アレルゲン(アレルギー物質)に「慣らす」ことによって、アレルギー反応を緩和できることがわかってきました。

これをアレルゲン免疫療法と言います。

 

アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。

従来はアレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が主流でしたが、その後、治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、ご自宅でも服用できるようになりました。

現在、アレルギー性疾患のうち、「花粉症」「アレルギー性鼻炎」「気管支喘息」などに対し舌下免疫療法が行われています。

厚生労働省でも「舌下免疫療法の効果に関する研究」を実施し80%近い人に効果が認められたことから、2014年からアレルゲン免疫療法薬「シダトレン」によるスギ花粉症の治療が保険適用にて開始されました。

舌下免疫療法で期待できる効果

 

長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。

人によっては完治も期待できます。

 

症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。

舌下免疫療法の注意事項

 
  • 治療前に、症状が対象アレルゲンによるものかの診断が必要です。(問診や検査を行います)

  • 治療は長期間(3~5年)かかります。

  • すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。

  • 臨床試験の結果では、約8割の方に効果がありました。
    そのうち、約2割の方は症状が出なくなりました。
    残りの約6割の方は症状が改善しました。

  • 免疫をつくる治療法ですので、完全に治ることも期待できます。

  • スギ花粉の飛散時期(1月から5月)は開始できないため、スギ花粉に対する舌下免疫療法の開始は6月〜12月に限られます。(5月中に開始可能な場合もあります。ダニについては季節の定めはありません)

舌下免疫療法の流れ

 

スギ花粉症に対する舌下免疫療法の流れ

(薬剤によって多少異なります)

(1)初回診察
 診察を受けていただき、場合によってはアレルギー検査を行います。
 総合的に舌下免疫療法の適応を判断します。  
 ※他院で取ったアレルギー検査結果があればお持ちください。検査が不要な場合があります。

 

(2)アレルゲンの初回投与
 アレルゲンの初回投与をおこないます。
 投与の後は、約30分間、院内で経過を見ます。

 

(3)はじめの14日間(増量期)
 薬液は、1日1回、舌の下にしばらく保持した後、飲み込みます。
 その後5分間は、うがい・飲食を控えてください。
 はじめの14日間(増量期)は、投与するアレルゲンの量を少しずつ増やしていき、体に慣れさせます。 

(4)15日目以降(維持期) 
 3週目からは、毎日同量の薬液を投与し続けます。
 1ミリリットル入りの使い切りパックを用い、1日1パック全量を舌下に投与します。
 これを3~5年間継続します。

舌下免疫療法を受けられない方

  • スギ花粉症/ダニアレルギーではない方

  • 5歳未満の方(5歳以上から受けられます)

    • WHOの免疫療法指針にて推奨年齢が5歳以上ため、当院では5歳以上を推奨しております。​

  • 重い気管支喘息の方

  • 悪性腫瘍(がん)や免疫系の病気がある方

 

注意が必要な方

  • アレルゲンを使った治療や検査によってアレルギー症状をおこしたことがある方

  • 気管支喘息の方

  • 65歳以上の方

  • 妊婦の方、授乳中の方

  • 抜歯後や口の中の術後、または口の中に傷や炎症などがある方

  • 重症の心疾患、肺疾患及び高血圧症がある方

  • 他に服用中のおくすりがある方

    • 非選択的β遮断薬

    • 三環系抗うつ薬

    • モノアミンオキシダーゼ阻害薬(MAOI)など

  • 全身性ステロイド薬の投与を受けている方

  • スギ花粉以外のアレルゲンに対しても反応性が高い方

舌下免疫療法の副作用

 

主な副作用

  • 口の中の副作用

    • 口内炎

    • 舌の下の腫れ

    • 口の中の腫れ)

  • 喉のかゆみ

  • 耳のかゆみ

  • 頭痛 など

 

経過観察の上、症状が治まらない場合は直ちに受診が必要です。

約2%の方に現れます。  

 

アナフィラキシー

医薬品などに対する過敏反応により、医薬品投与後多くの場合30分以内で、じんま疹などの皮膚症状や、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状(蒼白、意識の混濁など)が見られます
 

舌下免疫療法の詳細は下記サイトをご参照ください。

鳥居薬品 http://www.torii-alg.jp