舌下免疫療法(アレルゲン減感作療法)

舌下免疫療法が保険診療で受けられるようになりました!

 

実施日時

対応可能なクリニック・曜日・時間帯に限りがあります。事前に各クリニックにお問合せ下さい。
相談のみのご来院も歓迎です。
ご予約はこちら    *「舌下免疫療法希望」と備考欄に記載をお願いします。


舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)とは

昔は、アレルギー物質に触れること自体がすべてアレルギーの原因のように信じられていました。

現在では、アレルゲン(アレルギー物質)に「慣らす」ことによって、アレルギー反応を緩和できることがわかってきました。これをアレルゲン免疫療法と言います。

 

実際のところ、アレルゲン免疫療法は100年以上も前から行われている治療法です。

従来はアレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が主でしたが、治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。

 

アレルギー症状のある疾患のうち、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などに対してこの治療法が行われています。厚生労働省でも効果に関する研究を実施し、80%近い人に効果が認められ、2014年からアレルゲン免疫療法薬「シダトレン」によるスギ花粉症の治療が保険適用にて開始されました。

舌下免疫療法で期待できる効果

長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。

人によっては完治も期待できます。

 

症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。

 

治療にあたって

 

  • 治療前に、症状が対象アレルゲンによるものかの診断が必要です。(問診や検査を行います)

  • 治療は長期間(3~5年)かかります。

  • すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。

  • 臨床試験の結果では、約8割の方に効果がありました。そのうち、約2割の方は症状が出なくなりました。残りの約6割の方は症状が改善しました。

  • 免疫をつくる治療法ですので、完全に治ることも期待できます。

  • スギ花粉の飛散時期(1月から5月)は開始できないため、スギ花粉に対する舌下免疫療法の開始は6月〜12月に限られます。(5月中に開始可能な場合もあります。ダニについては季節の定めはありません)

治療の流れ

スギ花粉症の例・薬剤によって多少異なる場合があります。

 

(1)初回診察
 診察を受けていただき、場合によってはアレルギー検査を行います。
 総合的に舌下免疫療法の適応を判断します。  
 ※他院で取ったアレルギー検査結果があればお持ちください。検査が不要な場合があります。

 

(2)アレルゲンの初回投与
 アレルゲンの初回投与をおこないます。
 投与の後は、約30分間、院内で経過を見ます。

 

(3)はじめの14日間(増量期)
 薬液は、1日1回、舌の下にしばらく保持した後、飲み込みます。その後5分間はうがい、飲食をひかえてください。はじめの14日間(増量期)は、投与するアレルゲンの量を少しずつ増やしていき、体に慣れさせます。 

(4)15日目以降(維持期) 
 3週目からは、毎日同量の薬液を投与し続けます。1ミリリットル入りの使い切りパックを用い、1日1パック全量を舌下に投与します。これを3~5年間継続します。

治療を受けられない方

 

  • スギ花粉症/ダニアレルギーではない方

  • 12歳未満の方

  • 重い気管支喘息の方

  • 悪性腫瘍(がん)や免疫系の病気がある方

 

注意が必要な方

 

  • アレルゲンを使った治療や検査によってアレルギー症状をおこしたことがある方

  • 気管支喘息の方

  • 65歳以上の方

  • 妊婦の方、授乳中の方

  • 抜歯後や口の中の術後、または口の中に傷や炎症などがある方

  • 重症の心疾患、肺疾患及び高血圧症がある方

  • 他に服用中のおくすりがある方

    • 非選択的β遮断薬

    • 三環系抗うつ薬

    • モノアミンオキシダーゼ阻害薬(MAOI)など

  • 全身性ステロイド薬の投与を受けている方

  • スギ花粉以外のアレルゲンに対しても反応性が高い方

 

 

舌下免疫療法の副作用
 

主な副作用  

  • 口の中の副作用

    • 口内炎

    • 舌の下の腫れ

    • 口の中の腫れ)

  • 喉のかゆみ

  • 耳のかゆみ

  • 頭痛 など

経過観察の上、症状が治まらない場合は直ちに受診が必要です。

約2%の方に現れます。  

 

アナフィラキシー

医薬品などに対する過敏反応により、医薬品投与後多くの場合30分以内で、じんま疹などの皮膚症状や、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状(蒼白、意識の混濁など)が見られます。
 

舌下免疫療法の詳細は下記サイトをご参照ください。

鳥居薬品 http://www.torii-alg.jp